【コラム】店舗物件の真実 | 東京飲食物件

【コラム】店舗物件の真実


【コラム】店舗物件の真実【飲食店出店前に知っておくこと】

店舗物件の真実
【コラム】店舗物件の真実【飲食店出店前に知っておくこと】

皆さんは物件探しにインターネットを利用していると思います。
では質問です。インターネットで良い物件に出会ったことはありますか?
多くの方が出会っていないと答えているはずです。

インターネットに出ている情報のほとんどが条件の悪い物件です。


おい!おい!ちょっと待ってくれよって声が聞こえてきそうですが、それが真実です。

物件には一等立地、二等立地、三等立地と言われるものがあります。

これは、不動産屋が借主に対して、立地の良し悪しを伝える(契約してもらうための営業)言葉としてできた物だと考えられます。
要するに「ここは(建物の入り口が奥まっているけど)二等立地だから悪くはないですよ!」「(家賃高く設定してますけど)駅前の一等立地ですからね。」のようにデメリットを打ち消す時に使われているように感じます。
とは言え、立地の状況を伝えるには便利な言葉なので私も使わせてもらいます。

その立地クラスはどのように定義されているのでしょうか?
明確な定義はありませんがイメージ的には下記のように分類できます。

  • 一等立地とは:駅前や繁華街など通行量の多い主要道路沿い。また商業施設内。
  • 二等立地とは:駅近くの高層階や裏通り、繁華街の脇道で通行量のやや少ない通り
  • 三等立地とは:一等立地、二等立地以外の場所

当然、一等立地は集客力が有るが家賃は高く、三等立地はその逆です。

立地のクラス分けの定義をしたところで、インターネットに掲載されている物件の話に戻りましょう。

結論から言いますと、インターネットに出てくる物件は良くて二等立地で、一等立地は出てきません。


なぜ一等立地はインターネットに出てこないのでしょうか。
一等立地は大手飲食店が直接オーナーとやり取りをし契約をしていきます。
ようするに不動産情報としても出てこない物件もあるということです。

では二等立地ならインターネットに出てくるのか?
二等立地もすべての情報が出てくるわけではありません。
中規模飲食店には物件開発担当がいます。
この物件担当者が優良二等立地を常に狙っているわけです。
当然不動産会社とのコネクションも強く、場合によっては閉店し貸店舗になりそうな物件がある事を事前に知らせていたりします。
閉店することが決まると、中規模飲食店担当者が募集開始と同時に申し込みを入れてしまいますので、その時点で応募終了となるわけです。
「私も探している物件の条件を不動産屋に伝えていて情報をもらってますよ。」という方もいると思います。
では、あなたが物件のオーナーだとしましょう。
10店舗ほど展開している飲食店で、どの店も繁盛しているA社と今回初出店のB社どちらに貸しますか?
リスクが少ないA社に貸すのが一般的な判断だと思いませんか。
不動産会社もそのようなことがわかっているのに最初にB社に話をすることは無いでしょう。

そのような大手飲食店、中規模飲食店がパスした物件がインターネット上に出てくる物件、またはメールや電話で連絡がくる物件です。

インターネットの情報は二等立地の残りと三等立地の物件という事です。


その中から自分の希望に合う物件を探していくのはとても大変な作業です。
出店希望地域がある方は、その街を実際に歩いて立地クラスを色分けしてみると良いでしょう。
街を実際に歩いてみると、一等立地で空き店舗が多い地域に共通するデメリットが見えたり、反対に三等立地で穴場的な場所を見つけることができたりとインターネットでは知りえない情報が得られます。
この真実をふまえ、インターネットを利用し物件を探す場合は、少しでも立地の良い二等立地を見つける目を鍛えてください。


東京飲食物件で皆さんの希望に添えるような二等立地物件を掲載できたら幸いだと思ってます。
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